こんにちは、娘が本を読んでいるとかなり静かで助かっているwakuwakuです。
反面、年中の息子が全然本に興味がなくて困っています。。。
さて、我が家では娘と映画を見に行ったら必ずノベライズを買うことにしています。
初めて購入したのは、鬼滅の刃の無限列車編ノベライズでした。
その後も、すみっこぐらし、名探偵コナン、ポケットモンスターなど、映画を観に行く度にノベライズの単行本を購入しています。
子供が見に行く映画は大抵アニメなのですが、映画のノベライズ本が同時期に発売されていることが多いようです。
実際に自分が観た映画のノベライズ小説は低学年でも読破しやすく、読書力をつけるのに最適だなと感じたのでご紹介します。
映画のノベライズ本を読むメリット
人物や風景描写が頭に浮かびやすい
映画を観た後ということで、事前に物語の内容がわかっている状態で本を読むことになります。
人物や風景を実際のアニメで見て知っているので、文字を読みながらイメージするのがかなり楽になります。
文字だけの本を読むときに苦労するのは、人物名前を覚えたり、関係性を把握すること。
それまで絵本を読んでいた子供にとって、絵の力なしに文字だけで人物・シーンを思い浮かべるのは難易度が上がります。
しかし、一度映画館で観た物語なら登場人物もどんなシーンがあるのかも全てわかっています。
あとは映画をなぞりながら文字で追体験するだけなので、本を読む時のハードルが下がるというわけです。
2時間~3時間の映画がベースなので、物語のテンポがいい
映画ノベライズの良いところは、テンポよく話が進んでいくところです。
現在のところ子供が読む前提ということで、京極夏彦のような分厚さではなく、普通の単行本程度のノベライズを購入しています。
小説ではありますが、2~3時間でクライマックスまで向かう映画がベースの物語なので展開が早く読みやすいのが良いところ。
子供が飽きてしまうことなくテンポよく話が進むのは、映画ノベライズならではだと思います。
しかも基本は子供向けなので、長時間座る映画館で飽きさせないようにと構成に無駄なく話が詰め込まれています。
漢字混じりの文章を読み進めていても退屈しないので、あっという間に読破できてしまうのかもしれません。
映画の好きなシーンを繰り返し読むことができる
映画の中でお気に入りのシーンがあると、娘は何度もそこだけ読んだりしています。
小説の良いところは、ページをめくればすぐにそのシーンに飛び込むことができる点。
映画の映像は一度見て頭の中に入っているので、好きなシーンだけ何回も追体験することができます。
娘の場合は大抵クライマックスに近いシーンなどがお気に入りなので、単行本の後半にかけて折り目がついています。
推理ものは何度も前のページに戻って確認できる
子供向けでも楽しめる、コナンやおしりたんていなどの映画もノベライズ化されています。
推理ものの映画は特に、その日のうちにノベライズを購入して娘に渡してあげるようにしています。
映画の内容が多少複雑なので、忘れてしまわないうちに本で読んでもらいたいからです。
特に推理ものの映画は、前のシーンにヒントが隠されていた!伏線があった!ということが多々あります。
犯人は誰なのかわかってしまっていますが、物語序盤でどんな振る舞いをしていたか?など振り返ることができるのです。
映画公開中はDVD化もされていないので、映像で振り返るためにはもう一度映画を見る以外にありません。
しかし、本になっている映画ノベライズならページをめくるだけで気になる場面に戻れるのです。
特にコナンなどは小学校低学年の娘には難しかったりするので、物語を振り返ることができるノベライズはとてもありがたいアイテムです。
言葉のストックが増える
映画のドキドキするシーンでは、読者がドキドキするような文章で表現されているのがノベライズ小説。
また、戦いのシーンなどは動きを表現するための言葉が数多く使われています。
こうした言葉を知らず知らずのうちに読んでいくと、頭の中で語彙が増えていくものです。
一年生では国語の授業で音読などありますが、言葉の意味を知っているかどうかでは読む時の区切り方が変わってきます。
また本格的に作文を書くという時に、ある程度言葉のストックがあると役に立つのではないかと考えています。
ノベライズ化されると、登場人物の独白や心理描写も追加されているので、ただ映像を観ているよりも理解しやすいようです。
映画だけに限定せず、アニメなどでも読みやすい
【映像が先にある読みやすい小説】いう点でいえば、普段見るアニメのノベライズもおすすめです。
とにかく先に登場人物が頭に入っているので、子供でも物語を読み進めやすいからです。
おすすめはコナン、鬼滅の刃など低学年でも楽しめるコンテンツ。
ある程度ふりがなが降ってあると、繰り返し読むことで漢字も読めるようになります。
娘はテレビで観たことがない話は特に先が気になるようで、すごいスピードで読破していきます。
最近発売された鬼滅の刃の最新刊は、ああああ続きが気になる~!なんでこんないいところで終わるんだ~!!と言っていました。
読みながら泣いているようだったので、文字だけの本で泣けるようになったんだなぁと感慨深かったです。
小学生でも読める映画ノベライズの選び方
おしりたんていやゾロリなど、絵の多い本を読んできた子にとって、小説は文字ばかりでハードルがあがるもの。
それでも、読みたい!と思わせるには、身近で魅力的なコンテンツであることが重要だと思います。
読めない文字が出てきても、意味がわからない言葉が出てきても、へこたれずに読み進められるか?かが大切です。
ページを捲る手を止めないためには、なるべくふりがながふってある本から選ぶのがおすすめです。
映画を観に行って子供がとても感動していたり、またもう一回観たい!などという時は、ノベライズ小説にチャレンジさせてみてはいかがでしょうか。
我が家の場合はコナンの映画をもう一回観たいというので、ノベライズを渡したところどハマりしてくれました。
その子の興味あるコンテンツに合わせて、ルビを確認してからノベライズを選ぶと読みやすいと思います。
まとめ
映画館で【映像を観た】あと、言語化された【小説を読む】という順番を辿ると、頭の中にそのシーンが再現されていくようです。
娘は「やっぱり何回読んでもいい話だぁ~」と涙ぐんでいることもあります。
初めてノベライズを買ったときは園児だったので、時間をかけて読んでいましたが、最近は買ってから3時間もあれば読破してしまいます。
読書体力がかなりついてきたなと感じています。
映画の余韻を何度も頭の中で再現できるのはノベライズならでは。
単行本は手軽で、外出先でも持ち運んで読めるのが大きな強みです。
またイーブックジャパン などの電子書籍はタブレットで読めるので、収納場所がない場合は便利です。
コンテンツが子供にとって魅力的なら、ふりがながなくても予想しながら読んだり、意味を知りたくて辞書を使うようになります。
文字数の少ないノベライズから選んで、何気なく置いておくのがおすすめです。
子供が読みやすい小説を探している方の参考になりましたら幸いです。