5歳の娘が鬼滅の刃ノベライズを読んだ結果(親の表現チェックとサポート必須)

こんにちは、煉獄さんの新作アニメが気になるwakuwakuです。

5才の娘が鬼滅デビューするきっかけについては、前回の記事でご紹介しました。

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中でも一番良かったのは、鬼滅の刃ノベライズを読んで登場人物の心理描写を知ることができた点です。

もちろん、幼児が読むのは表現がきつい戦闘シーンもあるので、そこは隠した上で渡すようにしました。

戦いの中できつい戦闘描写は隠しましたが、それでも飽きることなく最後まで読むことができたのは、鬼滅の魅力だなと思います。

この記事では「鬼滅の刃ノベライズ」と、読んだ後の心の成長についてご紹介します。

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鬼滅の刃ノベライズについて

鬼滅の刃ノベライズは、小学館みらい文庫から出版されています。

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原作と絵は作者の吾峠呼世晴さんで、著者は松田朱夏さん。

無限列車編のノベライズは脚本がufotableになっています。

このため小説の挿絵は漫画がそのまま使われたり、映画のワンシーンが出てきたりします。

丸ごと漫画のページが使ってあることもあり、子供にとっては初めて出会う「漫画」に新鮮さを感じられるかもしれません。

コマ割りされた「漫画の読み方」は幼児が読む絵本とは違うものですが、小説の内容と照らし合わせることで自然に解読できるようです。

ただし、対象年齢は「小学校上級・中学から」となっていて、幼児には難しい言葉や残酷な描写も登場してきます。

そのあたりは親が事前に読んでチェックするのですが、我が家では「骨があらぬ方向へ曲がる」などの表現くらいから幼児にはきついと判断して、マスキングテープや付箋で隠しました。

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それでも、前後の文脈から読むことはできるし、すごい戦いのシーン!と予想もできるので特に問題なく読んでいるようでした。

もちろん、年齢が上がれば隠してあるものを外してあげようと思っています。

こうしたちょっと残酷でキツイ描写は、ノベライズ2作目にあたる「きょうだいの絆と鬼殺隊編」の那田蜘蛛山・無惨の下弦の鬼会議あたりが多い印象でした。

※現在我が家にはノベライズ第1~4弾までがありますが、あくまで個人の感想です。

文字には全てルビが振ってあり、難しい漢字や人名も難なく読むことができます。

特に鬼滅の刃は大正時代の日本が舞台なので、現代ではなかなか使わない言葉もたくさん出てきます。

幼児にとっては漢字が多くても、言葉が難しくても、ひらがなを読むことができればなんとか読み進めることができるようです。

また、適度に原作漫画の挿絵が登場するので、鬼滅を読みたい!面白い!という気持ちがあれば必ず読破できるようになっています。

文字ばかりではありますが、読み手の想像=幼児の想像力に任せる部分があるので、アニメより怖くない印象です。

我が家では「わからないところは辞書で調べてね」と投げっぱなしにしましたが、本当に面白かったようで一生懸命調べながら読んでいました。

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鬼滅の刃ノベライズを読んだ結果

物語や心理描写を深く理解できた

鬼滅の刃の登場人物たちは壮絶な人生を送りながらも清い心と信念を持っていて、大人も学ぶべき所がたくさんあります。

そうした描写をアニメの映像では「セリフ」から読み取るしかないのですが、本は文章になっているのでセリフ外の心の内まで理解しやすいようです。

特に幼児は大正時代のことなど、ベースになる知識が少ないので、セリフを聞き取っても意味がわからないこともあります。

それを本で読むことで、分からない単語を調べたり、少し戻って読んだりと自分のペースで理解ができるのです。

また、「煉獄さんだったらどうするかなあ?」「炭次郎はそういう風に考えると思う?」という問いかけが本人にとても響くと感じています。

子供の行いや言動を諌める時など、鬼滅のキャラクターの振る舞いを通して伝わることもあります。

娘がセリフを思い出して噛み締めている時など、文字で読んでおいて良かったなと思うのです。

読書力が身についてきた

ノベライズを渡してから、ぐんぐん読むスピードが上がりました。

特にルビなしでも読める漢字が増えてきたのは嬉しい誤算でした。

英語でもそうですが「多読=本をたくさん読む」ことによって、言葉の経験値が増えて読解力が上がるようです。

映画の無限列車編を見に行ったときは、キャラクターの名前が文字だけで飾ってあるポスターをルビなしで読んでいました。

繰り返しルビ付きの漢字を目にする中で、読み方を覚えてしまうようです。

本格的なノベライズは鬼滅が初めてでしたが、それからはルビ付きの本がないか探して買ってみることにしています。

どの本も興味があれば読破できるようなので、親としても子供にお勧めできる本を探すのが楽しくなっている所です。

古風な言葉や文化にも興味を持つようになった

鬼滅の刃は大正時代の日本が舞台なので、登場人物は基本的に着物です。

古風な言葉や文化がたくさん出てくるので、それについて質問されたり興味を持ってくれるようになりました。

例えば禰豆子や炭次郎の着物の柄である「麻の葉」「市松」などの模様について。

文字で読んでいるからか、街中で見かけると「麻の葉模様だ!」と言うようになりました。

それぞれの着物の模様には意味があること、昔の人がいろんな願いを込めて作った模様なんだよと教えてあげるようにしています。

なんとなくでもそうした知識があると話せることが増えるので良かったなと思っています。

まとめ

鬼滅のノベライズを読ませてみて、文字を隠す手間はあるものの、結果的に子供は成長できたと感じています。

もちろん、鬼を倒すためには首を切るというのが大前提の物語なので、読ませてもいいかどうかの判断には個人差があるかと思います。

偶然手にした鬼滅のノベライズでしたが、子供に見せる判断をするために読んだ私も引き込まれる面白さでした。

人気がある作品だからこそ、丁寧にわかりやすく描いてあるのだなという印象です。

なお小学館みらい文庫のあとがきには読者に向けてとても良いことが書いてあります。

どんな願いを込めて作られた本なのかルビ付きで書いてあるので、ぜひ最後まで子供に読ませていただきたいです。

どなたかの参考になりましたら幸いです。

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