こんにちは、全集中・鼻炎の呼吸!滝壺!!wakuwakuです。
稲刈りシーズンも過ぎ、秋の花粉症と戦闘中です。
さて、鬼滅の刃・遊郭編に向けてアニメの再放送がありましたが、放映を見た娘の鬼滅熱が再燃しております。
ちょうど映画のブームが起きた昨年は年中さんで、園でも話題になりましたが、内容的に見せていいかなと悩みました。
見せるとしても鬼滅の刃はただの鬼退治ではなく、「日本一慈しい」鬼退治だと園児にも理解してほしい。
アクションだけではなく心の動きを理解してほしい!と考え、我が家なりに手順を踏んで見せていくことにしました。
今回は、娘が鬼滅デビューした経緯についての記録をご紹介します。
初見でアニメを子供と一緒に観る…となると、これは見せないほうがいいかも、というシーンが急に出てくる可能性があります。
無限列車編の映画すらPG12指定を受けており、これは12歳以下は保護者の指導・助言が必要とされているという意味になります。
善悪の判断がまだ未熟な園児に見せるには、それなりに指導が必要だということです。
鱗滝さんのセリフ「判断が遅い。」では済まないので、事前に親がチェックしてから見せる・見せないを決めるのをお勧めします。
鬼滅の刃ブームと年中園児
鬼滅の刃が娘の園でも人気!と初めて聞いたときに「え?園児も見るの!?」と驚きました。
というのも私自身が原作漫画のファンで、アニメを見る前から内容を知っていました。
面白いけれど戦いで血飛沫は飛ぶし、鬼は怖いし、描写がグロいところもある…
それでも人として心の持ちようなど学ぶことも多い、魅力的な作品…娘に見せても大丈夫かな?と考え込みました。
自分の世代のアニメ戦闘描写で例えるなら、殴り合っても血が出ないドラゴンボールというよりは、
流血や身体欠損があるHUNTER×HUNTER寄りかなと思います。
ただ、鬼滅が鬼を斬り殺すだけの物語ではないこと、登場人物たちの心のやりとりが魅力的な作品だということもよく知っていました。
年中さんにその辺りの細かい描写が伝わるのだろうか?
鬼をかっこよく倒す技を楽しむだけの、勧善懲悪アニメと捉えて欲しくない…と思ったのです。
なかなか決断できず、周りのママたちに色々聞いてみました。
色々な意見がありましたが、鬼滅を読んだ事があるママは、説明しながら見せているよと教えてくれました。
その子はしっかり一話から見ていて、刀を使って首を刎ねるシーンなどもあるけれど、物語の優しさも理解ができている。
年中さんでも大人が一緒に観てあげれば、難しいところは言葉を添えてあげれば理解できるよ、とのことでした。
色々悩みましたが、私の中では炭次郎たちの「心」を理解して欲しい!というのが一番大事なところ。
残酷なシーンや鬼のセリフに注意しなければならないものの、心理描写が分かるようならだんだん見せていこうと決断しました。
ひとまず戦闘シーンのないアニメ24話を見せてみた
鬼滅のアニメはもっと大きくなったら絶対見せてあげると約束したものの、娘は噂話の中で情報を仕入れてくるようでした。
「炭次郎が禰豆子を守るんだって」「なんか雷の呼吸がかっこいいんだって」と娘なりに色々とみんなから教えてもらい、勉強してくるのです。
紅蓮華を口ずさむお友達もいるようで、それを聞いて娘も歌詞を覚えてくる…本当に気になってしょうがない様子なので、少しくらいは見せてあげたいなと思い始めました。
そこで、まずは炭次郎たちの面白いシーンだけでも見せてあげることにしました。
選んだのは戦闘シーンがほぼない「機能回復訓練」のあたりで、アニメでいうと第24話です。
激しい戦闘で怪我をした炭次郎たちが、リハビリと強くなるための修行をするシーンが描かれています。
炭次郎・善一・伊之助のコミカルなやり取りもあり、鬼が出てこないので子供も笑いながら観ていました。
ただ、炭次郎が座禅を組んで柱の胡蝶しのぶさんと話しているしているシーンからは少し注意が必要です。
19分40秒くらいに胡蝶しのぶさんの回想があり、そこで姉のカナヱが亡くなる様子が出てきます。
また、21分10秒くらいに炭次郎の回想で一瞬だけ家族が出てきますが、鬼にやられて血まみれで折り重なり倒れているため刺激が強い絵かもしれません。
我が家では、鬼滅デビューということでここだけ目を瞑っていてもらうようにしました。
なお5分50秒くらいに一瞬、蜘蛛にされてしまった人たちが出てきますが、これももしかすると怖がる子がいるかもしれません。
全て見せてあげることはできませんでしたが、まずはこの24話を見るだけで娘は大興奮でした。
なおU-nextでは、2021年9月現在鬼滅の刃のアニメを観ることができます。
本ページの情報は2021年9月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
とにかく鬼滅の情報に飢えていたので、オープニングの映像と紅蓮華が流れるだけでも大喜び。
他のも見たい!とすぐに言い始めましたが、もうちょっと色々分かるようになってからね、と諫めることになりました。
それでも、なんとか見せてあげたいけれど…心理描写もきちんと理解する方法はないかな…と考えるのでした。
ノベライズを購入してみた
なんとかして見せてあげたいけれど、心理描写を理解できるかなぁと考えていた折、本屋で鬼滅のノベライズ本を発見しました。
小学生の中学年からという表記がありますが、パラパラとめくると総ルビで、漢字にも全てふりがながふってあります。
ほとんど文字ばかりの小説ですが、挿絵は漫画原作のものがそのまま使われているので、もしかすると興味を持つかも!?と購入してみました。
ただし、アニメや漫画と同じような戦闘描写が出てくる箇所があります。
そうした部分は私が事前に読んでおいて、文字でもきついと思う描写は、付箋やマスキングテープなどを使って隠しておくことにしました。
情報検閲のようで少し気が引けますが、大きくなったら必ず外して読ませてあげるよと伝えておきます。
その上で娘に本を渡したところ、食い入るように読み進めていきました。
それはなんだか、面白い本に出会った時の、子供の頃の自分の反応と良く似ていました。
ルビが振ってあるので、難しい漢字も頑張って読んでいる様子。
また、難しい言葉は私に質問してきたり、辞書で頑張って調べたり、とりあえず分からない言葉も飛ばして読んだり…
幼児でも「鬼滅のこと知りたい!」の気持ちと根性で読み進め、3日ほどで読破することができました。
文字ばかりの本を一冊読むことができて、本人にも自信がついたようです。
だんだん読み進めるスピードも上がっていったので、これは読書体力がつきそうだと感じました。
本を読んで良かったこととしては、登場人物の心理描写が丁寧に書いてあることです。
文字だけで再現してあるので、幼児の想像力が及ばない心の動きも理解しやすくなります。
子供には心理面を理解してほしかったので、本で読めるのはとてもありがたいなと思いました。
また、立ち止まってページを戻って読んだり、面白いシーンだけ繰り返し読むことができるのも本だからこそできること。
読破してしまった後も、何度も手にとって読んでいるので、アニメを見せる前にと全巻揃えてしまいました。
まとめ
その後、無限列車編が意外とそこまで怖くないと聞き、娘と一緒に観に行くことにしました。
アニメを見ていなくてもノベライズでストーリーを知っていたので、問題なく理解ができました。
映画館を出るときは、娘も涙を流して「感動したよおおお」と言っていたので、煉獄さんの心も伝わっていると思います。
鬼滅の刃を園児に見せようか悩みましたが、今のところ「慈しい鬼退治」だと分かってくれているようです。
ただし、今後の遊郭編、その後の刀鍛冶の里編と、描写の難易度が上がっていくであろうと予想できます。
きちんと理解できるか?善悪の判断はできるか?など、親としては色々と考えた上で判断していこうと思います。
完全に我が家の場合なので、家庭によってそれぞれかと思いますが…最後まで読んでいただき、ありがとうございました。