こんにちは、イネ花粉と全力応戦中のマスト細胞に困っているwakuwakuです。
ヒスタミン出し過ぎ…いよいよ秋の花粉症の季節がやってきましたね。
さて、年長さんに進級する前の春休みのこと、5歳の娘は「はたらく細胞」デビューをしました。
体の仕組みが「擬人化した細胞たちの仕事」として物語が展開されるので「はたらく細胞」。
我が家ではアニメと図鑑を見せてみたところ、子供がとても良い反応をしてくれました。
知識がついて、病院でも落ち着いて話ができるようになり助かったので、
園児に見せる上での注意点を交えつつご紹介します。
はたらく細胞デビューの経緯
そもそも、我が家では「お腹の子達」という小人が体内にいる設定でしつけをしていました。
きっかけは本棚に置いてあった絵本のからだ図鑑。
筋肉や呼吸を説明する小さな小人が描いてあったのを見て、娘も「お腹の子達」が頑張っていると信じていました。
このため食事の時などに「お腹の子達がご飯食べたがってるよ」「お腹の子達が頑張って野菜食べてるよ」と話していたのです。
こうした土台があったので、子供達からするとはたらく細胞は「リアルなお腹の子たちだ!こんな感じで働いてるのか!」とすんなり受け入れてもらえました。
はたらく細胞 人体のふしぎ図鑑を購入してみた
私自身、はたらく細胞は小学生くらいの子達が見るものだと思って意識していなかったのですが、偶然本屋で「人体のふしぎ図鑑」を見つけました。
ちょうどコロナ禍1年目の2020を終えた頃で、子供達に手洗いやマスクの防疫を知ってもらいたいと思っていた時期です。
小学館neoの図鑑を探しに行くと、人体図鑑の棚に「はたらく細胞 人体のふしぎ図鑑」が並んでいました。
ひとまず私が読んでみようと好奇心で買ってみたところ、なんと中身は総ルビでアニメのイラストが多数掲載。
専門用語が多い図鑑にしては、パッと見たときに文字からの圧があまり無い感じがします。
そこで、ちょっと怖い「がん」などの頁は隠した上で、読んでもいいよと渡してみることにしました。
本を手にした娘の反応はというと、どうやら同じクラスのお友達がアニメを見ていたようで、気になってた!と読みはじめました。
この図鑑は、主にウイルスや菌と戦う細胞の紹介がメインになっています。
細胞たちのキャラクター紹介と、病気と戦う時の体の反応を紹介する二部構成です。
娘は特に、キャラクター紹介のページを食い入るように読んでいました。
お友達と話ができるのが嬉しいようで、キャラクターの名前を覚えるのに一生懸命でした。
しばらくすると、キャラクターの名前=細胞の名前が分かってきたようだったので、思い切ってアニメの方も見せてみることにしました。
アニメ数話(親が厳選)を見せてみた
ちょうどはたらく細胞!!という第二シリーズがアマゾンプライムで配信していたので、数話見せてみることにしました。
ただし、事前に親が視聴して内容をチェックした上で、幼児が見ても問題なさそうな話だけを厳選。
というのは、治療が大変な病気など、過度なストレスになる話は避けた方が良いと判断したためです。
血しぶきが飛んでリアルな暴力と思える描写なので、幼児の脳への影響は良くなさそうです。
見せないようにしたりフォローする必要があると考え、我が家では「怖いシーンだから隠すね」「ちょっと目をつぶって!」などの対策をしました。
小学生くらいになってからでもいい話は除いて、おたふく風邪や乳酸菌といった話だけを視聴することに。
それでも、アニメの中では「赤血球」「キラーT細胞」「好中球」などの専門用語がバンバン飛び交います。
毎回ナレーションで細胞についての解説が入るのですが、ちょっと幼児には理解しにくい内容もあります。
そんな時に役に立ったのが、はたらく細胞人体のふしぎ図鑑。
娘は図鑑を見ては「これだ!キラーT細胞だ!」と確認していました。
先に図鑑を購入して、どんなキャラクターがいるかを理解してからアニメを観る、というのは正解だったかもしれません。
なおU-nextでは、2021年9月現在はたらく細胞のアニメと漫画の一部を観ることができるようです。
電子書籍版のはたらく細胞人体のふしぎ図鑑を購入することもできるようなので、タブレット派の方はこちらもオススメです。
本ページの情報は2021年9月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
はたらく細胞を見せる時の注意点
先述したように、はたらく細胞の中には菌・ウイルスと戦う生々しい描写が登場します。
包丁を持って相手を倒すと血しぶきが飛んだり、白血球が返り血で赤く染まったりと、まだ脳が発達段階の幼児にとって刺激の強いシーンばかりです。
トラウマになったり変に刺激を受けてしまっても良くないと思い、そういったシーンは飛ばしたり見せないように工夫しました。
ただし、5歳の姉が見ているものを2歳の弟も一緒になって見てしまうという我が家の事情もあります。
もしかすると鬼滅世代のいまの子供達は「倫理的なものを理解したうえで血が飛び交うシーンを見る」ことに慣れていて大丈夫かもしれません。
それでも子供の個性によって変わってくるとは思うので、ある程度大人がそばにいて適切な指導をすることをお勧めします。
また、アニメや図鑑の中でも「がん細胞」は厄介な敵として登場します。
特に図鑑の中では、免疫細胞だけで倒すのが難しい存在として描かれています。
大人としても、がんになったらどうするの?治るの?と質問を受けたときに答えに困ってしまうので、
我が家では「もう少し大きくなったら見てもいい項目」として図鑑の頁をクリップで封印しました。
病気について知りすぎると怖くなってしまうこともあるかもしれないので、幼児の発達に合わせて親が内容の精査をしてあげると安心です。
ただし完全に検閲して隠してしまうのではなく、もう少し大きくなってから読もうね、と約束するようにしています。
はたらく細胞を見せた後の変化、メリット
はたらく細胞で体の仕組みをちょっと知ったおかげで、5歳の娘にも色々な変化がありました。
子供ながらに新型コロナで世間が大変だと分かっているようで、自分の体にも関心が生まれたようです。
どんな変化やメリットがあったのか、ご紹介します。
採血や予防接種の意味を理解するようになった
今までは病院での注射に大騒ぎだった娘が、突然「インフルエンザの予防接種はいつ?」と言うようになりました。
どうやらはたらく細胞で予防接種の仕組みを知ったようで、体が免疫を作るために打たなきゃと考えたようです。
アニメの中ではおたふく風邪の予防接種が登場するのですが、記憶細胞とB細胞が…レセプターうんぬんかんぬん…と覚えたての知識で説明してくれました。
注射怖くないの?と聞くと、怖いけど頑張る!と言い返してくるほどで、驚くほどの変化を感じています。
ただ痛いだけではなく「どういう仕組みで病気に強くなるのか?」の知識がついたので、注射する意義を分かってくれたようです。
乳酸菌を摂るようになった
ただお腹の子たち、と言っていた頃とは大きく進化して「乳酸菌がお腹の中で頑張ってるよ!」などと言うようになりました。
子供はアニメの内容をがっつり覚えているので、乳酸菌を摂ると樹状細胞が元気になるしね!ヨーグルト食べて乳酸菌摂らなきゃ!などの発言も飛び出して、こちらが驚いています。
食べたものの栄養が細胞に届けられる仕組みもアニメで見たようで、体のために頑張ってご飯を残さない!と言う意識が強くなりました。
娘は食が細くて残しがちだったので、体のためにと頑張ってくれるようになったのは嬉しい変化でした。
転んで怪我をしても堪えるようになった
娘はおてんばなので、走っていて転んでしまうこともしばしば。
ところが、はたらく細胞を見てからは擦り傷ができてもぐっと堪えるようになりました。
冷静に「傷を洗って絆創膏貼ろう!」「冷やそう!」などの対応を自分から言うようになり、どうしたら処置できるかを考えているようです。
特に、傷口から赤い血が出てくると「血小板が頑張ってる!」と言っています。
園では先生たちが手当してくれるので、そこから冷やしたり洗ったりする処置を学んでいるようです。
傷口を洗うと痛くて嫌がっていましたが、それも我慢できるようになりました。
怪我の経験とアニメで見た知識を自分なりに落とし込んでいるので、はたらく細胞の影響は凄いな…と感じています。
まとめ
娘のお気に入りは血小板ちゃんです。
血小板は、園児のような子供たちが頑張ってお仕事している設定になっています。
子供ながら立派に働いている姿に、娘は親近感を覚えているようです。
どの細胞も職責を全うするべく働いているので、知識だけではなく仕事に対する考え方も吸収できるコンテンツかなと思っています。
今後は娘の成長に合わせて、見てもいいお話を増やしていく予定です。
はたらく細胞が子供にどんな影響があるか、気になっている方の参考になりましたら幸いです。