こんにちは、生トマトを食べられなくなって「丸かじり」に憧れるwakuwakuです。
最後に丸かじりをしたのは、夏休みのベランダ栽培で大事に育てたトマトでした。
トマトは昔から好きな野菜だったのですが、いつしか口腔アレルギーで食べられなくなってしまいました。
生野菜や果物に含まれる成分が花粉のアレルギー抗原と類似しているため、体がアレルギー反応を起こしてしまうのだとか。
しかし大好きなトマトを断つのは悲しいですし、リコピンなどの栄養もとりたい!ということで、加熱して食べるようにしています。
こんにちは、花粉症からの口腔アレルギー持ちwakuwakuです。好き嫌いではなく食べられなくなってしまうものが多くて困りますが、なんとか食べられないか?と模索しています。 口腔アレルギー(ORS)とは? 花粉症の症状が酷いと、食べ物アレ[…]
さて今回はコストコで大容量のミニトマトを購入しました。
ツヤツヤで瑞々しくて、わぁ美味しい!と頬張る家族が羨ましい…本当に美味しそうなプチトマトが私も食べたくなりました。
そこで、天日干しの熱と乾燥で水分量を減らす【ドライトマト】に挑戦してみることにしました。
ドライトマトを作成してみました
ドライトマトは、天気のいい日に天日干しすることで、トマトの旨みをグッと凝縮する保存食です。
食べてみた個人的な感想としては、酸味が少し減って甘みが増えるような印象です。
トマトを丸のまま干すというより、カットして断面から水分を飛ばしたほうが早く仕上がります。
保存性が上がって料理の幅も広がるので、コストコのような大容量でミニトマトを入手した時に作ると無駄がありません。
干すための準備
まずはミニトマトを並べるためのトレイやざるを準備します。
この時に風通しが良い道具を使うのがポイント!私は過去に道具選びを間違えて、ドライトマトに失敗しています。
最初「並べて干すだけならなんでも良いのでは?」と思い牛乳パックにラップを敷いてトレイ代わりにして干してしまいました。
これが大失敗。
ラップ・トマトの接触している底の部分が乾燥しなかったようで、ひっくり返すとカビが生えていました。
ミニトマトの水分量は意外と多いので、風が当たらない部分は乾かなかったようです。
このため底面からも風が当たるような【ザルや油切りバッド】を使うと失敗がないでしょう。
ミニトマトの切り方・並べ方
ミニトマトを横向きに置き、切った時に芯が真ん中に来るようにカットします。
ミニトマトを真横からカットするようなイメージです。
こうするとタネがトマトにくっついたまま綺麗に干すことができます。
切ったミニトマトは、なるべく皮同士がくっつかないように並べます。
1日目
9時〜17時の時間帯に、南向きのベランダで干してみました。
平均気温15度、湿度29パーセント。
春の日差しがあるが風が当たると少し冷えるなぁ程度の陽気です。
外出時の服装はトレーナーにウィンドブレーカー程度でしょうか。
会社員の勤務時間のごとく、8時間ミニトマトを干してみました。
そして夕方に取り込んだトマトがこちらです。
白っぽい膜がはってきて、断面の水分が少し減ってきました。
ミニトマトの皮のふちが、乾いて少し縮んできたようにも見えます。
まだドライな状態には遠いようなので、一旦取り込んで冷蔵庫に避難させておきます。
※冷蔵庫に入れるときはラップをかけています
二日目
7時30分〜20時の間で干してみました。
平均気温18度、湿度38パーセント。
体感温度は高め、朝晩は冷えるが日中はトレーナーも腕まくりするような日でした。
日差しが強目で風が無い日でした。
セミドライ状態ですが汁が若干残っている様子です。
風が無かったのであまり乾かなかったのかもしれません。
カラカラに乾かしたいので、あと少し干してみることにします。
三日目
出かける用事があって、9時〜12時で半日干しました。
平均気温18度、湿度46パーセント。
初日と比べると随分水気が減りましたが、もう1日干してみます。
四日目
9時〜17時で干しました。
平均気温18度、湿度53パーセント。
日差しは薄い雲に隠れがちですが風がある日です。
朝からセーターだと暑いと感じるような陽気で、薄い長袖Tシャツにウィンドブレーカーでも良いくらいの体感温度でした。
4日目にして、かなりカラカラに干すことができました!
水分が抜けてペタンコになり、保存する時もかさばらなくなりました。
完成したドライトマトの保存方法
ドライトマトが完成したら、我が家ではジップロックに入れて冷凍保存しています。
ドライトマトにすると、普通のミニトマトよりも酸味が消えて甘みが強くなります。
コストコのミニトマトは普通に食べても甘めでしたが、干すことで甘さと旨味が際立ってますます美味しくなりました。
サラダに半分凍ったまま出したり、チーズと一緒に乗せて食べたり。
水気が少ないので、細かく刻んでクリームチーズに混ぜたりすると子供でも食べやすくなります。
本場イタリアでは、このドライトマトをオリーブオイルに漬けて保管しているようです。
トマトの風味がオイルに溶け出して、料理に使うと旨味をプラスすることができるとか。
ピザに載せたりパン生地に混ぜて焼いたりと、特に小麦料理と相性が良いなと感じています。
ちなみに完成したドライトマトは、水分量が少ない上に日光である程度熱が加わるせいか、アレルギー症状もなく美味しく食べることができました。
あくまで私のアレルギーレベルではOKということなので、少しでも異変を感じたら食べるのをやめてください。異変があるのに食べ続けると、口腔アレルギー症状が進んでしまう可能性があります。
まとめ
トマトは野菜の中でも水分が多いので、乾燥させるには少しコツが必要だと感じました。
天気予報をよくチェックして、雨の降らない週を選ぶと失敗が少ないと思います。
私の場合、晴れが続いたことに加えて「乾燥注意報」が出ている日もあるような気候で干すことができました。
曇りがちな日でも乾燥させることができたのは、風があったおかげかもしれません。
ある程度乾燥していて、風がある気候なら、干し野菜は十分作れるようです。
うまく晴れた日が続いたら色々チャレンジしてみようと思います。
たくさんのミニトマトを干して、保管したい方の参考になりましたら幸いです。