こんにちは、小児科で頭の形はだんだんかっこ良くなるからね、となぐさめてもらったwakuwakuです。
「向きグセ」は上の娘の時もあったのですが、二人目の息子はなかなか強力な癖がついていました。
どんなに頑張って上を向いて寝かせても、顔を右に向けてしまうのです。
ふかふかのトッポンチーノに乗せても、向きグセはなかなか矯正できませんでした。
ciao!新婚旅行はイタリアだったwakuwakuです。 イタリアの子育てで使われている小さい布団【トッポンチーノ】をご存じですか? 最近日本でもモンテッソーリ教育が注目され、育児に取り入れるママも増えてきました。 我が家でも今回二人[…]
仕方ないのでそのまま放っておいたところ、生後1ヶ月くらいに頭が凹んでいることに気がつきました。
向きグセができてしまう理由
我が家の子供達は、生まれた時から向きグセがついていました。
何もしないでいると上の子は左、下の子は右を向くのが得意なようでした。
特に下の子は男の子だからか力が強い!
授乳するときの顔の向きもなかなか変えられません。
そもそも赤ちゃんの向きグセというのは、お母さんのお腹にいた時からあるのだそうです。
狭いお腹の中でどんな体勢で過ごしていたかによって、自分の好きな向きが決まるのだとか。
生まれてきてからも、お腹の中にいた時と同じ体勢が赤ちゃんにとって心地よいためにクセがついてしまうのです。
ただし、強い向きグセの中には「筋性斜頸」という病気の可能性もあります。
我が家の場合は1ヶ月検診で医師に相談し、筋肉にしこりがないかチェックしてもらいました。
赤ちゃんの頭は成長しながらだんだん丸くなっていくのですが、それが同じ方向ばかり向いていると布団に接している面だけペタンコになってしまいます。
息子は生後1ヶ月にしてすでに片側後頭部がペタンコになってきていたので、向きグセを直さねば!と慌てて試してみました。
向きグセ矯正の方法
赤ちゃんの気をひく作戦
向きグセ対策として検診でアドバイスされたのは、【ガラガラなど音の出るおもちゃで興味を引いて赤ちゃんの苦手なほうへ顔を向けさせてみましょう】という作戦でした。
向きグセと逆方向に気になるおもちゃがあれば、そのままの体勢でキープできるというわけです。
ただ生後1ヶ月くらいの赤ちゃんだと、自分で首を動かして向きを変えられません。
(個人差はあるかと思います)
息子の顔を反対に向けようと試してみるも、強力な向きグセのため撃沈でした。
既に頭がペタンコになっているのでクセと反対方向の体勢をキープできないのです。
しかも、逆向きにする事に抵抗されてしまう始末でした。
…首のクセがすごい…
結局オモチャなどで気をひく作戦は、自分で首や頭を動かす事が出来るようになった3ヶ月頃から有効になったと思います。
ベビーベッドに寝かせて、向きグセと逆の方向にメリーを取り付けて回すとよく見ていました。
真横ではなく、斜め上くらいの位置でメリーがくるくる回っているので、見やすいのかもしれません。
向きグセ矯正クッション
【メリーで気をひく作戦】が使えるようになる3ヶ月頃までは、頭の向きを自分で動かせないためこちらでなんとかしてやる必要がありました。
何か方法はないかと情報収集していたら、友人から向きグセ矯正が出来るクッションをお下がりでもらいました。
赤ちゃんを傾斜のあるクッションで体ごと反対に向けるというもので、向きグセだけではなく吐き戻しの防止にもなるといいます。
これが使い勝手がよく、トッポンチーノの下に敷いても土手のように顔をせき止める事ができました。
なお吐き戻しの防止に使うためには、体ごと右側を向けると腸にミルクが流れやすくなるのだそうです。
首だけではなく体ごと向けるのが良かったのか、息子も向きグセと逆の向きをキープ。
そうしているうちにだんだん首の筋肉も発達してきて、生後3ヶ月ごろにはクッションがなくても自分で反対を向いてくれるようになりました。
相変わらず向きグセはあるものの、前ほど頭の形がペタンコではなくなってきたように思います。
向きグセを矯正した方がいいと思うわけ
向きグセがある事で頭の形が丸くならない、というのは前述の通りです。
ただ、意外と髪の毛が生えてしまえば見た目には気にならないという子もいます。
パッと見て分からなければ大丈夫なのでは?と思うかもしれません。
ところが、頭蓋骨が歪んでいると体全体のバランスが崩れかねないのです。
人間の頭の重さは成人で5キロあり、それを支えるため首や背骨が繋がってゆるいS字になっています。
こんにちは、目薬をさそうとしたら首に痛みが走ったwakuwakuです。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://wakuwakukaasan.com/2018/12/16/eye_allergy/ targ[…]
もし向きグセのせいで頭の形に著しい偏りがあると、頭の重心もズレてしまう可能性があります。
本来真ん中に来るべきものがどちらかに偏るので、首や肩にかかる力も同じではありません。
筋肉でカバーできれば良いですが、もしかしたら姿勢のゆがみのせいで歯並びが悪くなったり、肩が凝りやすくなったりするかもしれません。
完璧にゆがみのない体の人は少ないのかもしれませんが、なるべくだったら治してあげたいなぁと思うのです。
シンプルに沐浴が大変、という悩みもありました。
向きグセが強いと、赤ちゃん用のお風呂で洗うとき耳に水が入りやすくなるのです。
手のひらで頭を支えて耳は指で閉じてね、と指導されますが、強力に右を向くので右耳は常に水面スレスレ!
少しずつクセが治ってきてくれた最近は、かなりお風呂が楽になりました。
とにかく色々な弊害があるので、向きグセは早めに対策した方が良いと思います。
我が家も向きグセ矯正クッションのことを早くから知っていれば良かったなと思っています。
まとめ
向きグセは放っておくと頭の形が変になるだけではなく、体のバランスを崩してしまいかねません。
だんだん治ることもあるので神経質になることもないですが、できるならネンネ期に向きグセ対策をしておくのが良いと思います。
うちの子向きグセが強いかも?と思い始めた方の参考になれば幸いです。